【実録】つみたてNISAを1年間運用してみた!メリットとリスクを紹介します。

ファイナンス

2020年6月に金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」が公表した報告書を発端に、“老後2000万円問題“が話題となりました。

老後資金が年金だけでは足りないかもしれないという趣旨のもので、20代〜30代の方も、これまで以上に「貯金」を意識したのではないでしょうか。

長期的な資産運用を目的に「つみたてNISA」を検討されている方も少なくないはずです。

今回は、編集者が2018年から運用を開始した「つみたてNISA」の実体験をもとに、メリットやリスクについてご紹介します。

本記事作成時(2020年3月中旬、コロナウイルスの影響で経済が混乱しており、「つみたてNISA」にも影響が出ています。そのリアルも公開しております。

つみたてNISAってなに?


「つみたてNISA」は、2018年1月から制度として開始され、様々な金融機関でサービスが提供されています。現在でも、銀行や証券会社の店舗や、駅の広告などでもよく見かけます。

「つみたてNISA」について、わかりやすく解説します!

つみたて(積立)NISAをわかりやすく解説

つみたて(積立)NISAとは、積立で投資することを専門にした「NISA(少額投資非課税制度)」です。従来からあるNISAと同じように、投資で得られた売却益や分配金は非課税の対象となります。

一般的に、株などの取引で得た売却益には約20%程度の税金(内訳:所得税約15%、住民税5%)が発生します。

せっかく投資で売却益が出たのに、一部を税金で引かれてしまっては勿体無いですよね。そこで投資を非課税で行える制度が「NISA」なんです!

そこで、次に「NISA」と「つみたてNISA」はどのような違いがあるのか解説します。

投資全般に言えることですが、「NISA」「つみたてNISA」共に、元本割れを起こす損失リスクもあります。必ず売却益が出るという確約ができるサービスではありません。

NISAとの違い

 一般NISAつみたてNISA
対象日本に住む20歳以上の人日本に住む20歳以上の人
年間投資上限額120万円40万円
投資方法投資上限額であれば一括または分割積立も可能毎月1回など定期的継続的な分割積立投資のみ
非課税期間5年(ロールオーバーで10年)20年
投資商品国内・国外の上場株式、公募株式投資信託など一定の条件をクリアした公募株式投資信託・ETFなど

以上のような違いがります。

ポイント:つみたてNISAは、定期的継続的な投資手法で行うこと

非課税となる金額の上限や期間に違いがあることがわかります。

また投資商品のラインナップにも差があります。
「NISA」では、上場している企業の株式、ETF(上場投資信託)、リート(不動産投資信託)、投資信託と、幅広い商品が非課税投資の対象です。買いたい企業の株があれば、指定して投資することも可能です。

一方で、「つみたてNISA」は、金融庁が定める一定の要件を満たした投資信託とETFのみ投資可能です。国内・海外。新興国の債券や株式をパッケージングした商品ラインナップの中から好きな商品を選んで、投資を行います。

投資信託(とうししんたく)は、多数の投資家から販売会社を通じて出資・拠出されてプールされた資金を、運用会社に属する資産運用の専門家(ファンドマネージャー、ポートフォリオマネージャー)が、株式や債券、金融派生商品などの金融資産、あるいは不動産などに投資するよう指図し、運用成果を投資家に分配する金融商品[1]。運用による利益・損失は投資家に帰属する。投資信託は流動性のある一項有価証券である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

果たして、つみたてNISAで運用してみてメリットはあるのか気になる方も多いでしょう。
編集者が1年間つみたてNISAを実践した記録を紹介します。

【実録】1年間つみたてNISAやってみた


2018年度は20,000円/月で9ヶ月間の投資を行なった評価、2019年度は上限(月1回積立の場合)である33,300円/月の投資を行なった評価を紹介します。

初年度は順調!

初年度は「+17,651円」の評価金額ベースでの利益が出ています。売上として確定していないため変動します。

ちなみに本データ取得日の2020年3月12日はコロナウイルスの影響から経済が大パニックで、日経平均も大暴落しているタイミングでした。

コロナショック前は「+30,000円」以上の評価金額ベースの利益が出ていました。

この大混乱の中、まだ利益が出ているというのは、評価できると言えるかもしれません。

突如来たコロナショック


前述しましたが、2020年3月は世界中でコロナウイルスが流行し、「コロナショック」とも言われるほど、経済界を中心に多くの人々に影響を与えました。

データを取得した2020年3月12日は、新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、世界保健機関(WHO)が「パンデミック(世界的な大流行)とみなせる」と表明し、投資家心理を冷やしたタイミングでした。

画像の通り、約50,000円程度の評価金額ベースでの損失が出ています。
株価や為替が暴落し、投資していた金融商品の評価金額も同様に落ちたため、このような結果へとつながりました。

まとめ:積立NISAはこんな方にオススメ


身をもって投資のメリット・リスクを経験したことから、つみたてNISAに向き、不向きな方を考察します。

貯金が苦手!貯金してない!

少額でOKです。月々1万円でも5年で60万円+運用成果という貯金が期待できます。
銀行の定期預金とは違い、運用損益があるので残高が増えていく楽しみを実感できるのではないでしょうか。

一方で、元本割れは絶対嫌だという方はやめておいた方が良いでしょう。つみたてNISAは長期的に運用して成果が出るものです。損益の変動に気持ちがぶれずに継続できる方に向いているサービスです。投資して売却益が出ることを期待しながら、損失が出ている期間も走り続けることができないと厳しいです。

投資はよく分からない。勉強するほど興味はない!

つみたてNISAは投資商品を選び、自動入金設定さえしてしまえば、放っておくだけでOKです。

投資家は日時で株や為替の動向を探っていますが、つみたてNISAはそんなことする必要がありません。投資信託ですので、知らないうちに運用のプロが代理で運用してくれています。

ある程度期間が過ぎ、思い出しだしたタイミングでチェッウした時、評価額の利益が出ていると得した気分になりますよね。

一方で、株や為替のような日々の変動は、そこまで大きくありません。常にそれらの情報にアンテナを張り巡らせ、自分の考えのもと投資を行いたいという方には向いていないサービスかもしれません。

注意点

(1)投資全般に言えることですが、「NISA」「つみたてNISA」共に、元本割れを起こす損失リスクもあります。必ず売却益が出るという確約ができるサービスではありません。ご自身の責任でよく考え、サービスを利用しましょう。

(2)「NISA」「つみたてNISA」の併用はできないため、自分にあった運用方法を見極めましょう。

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